名作アニメ語り! 第二弾 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

アニメ語り!

アニメ語り第二弾は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』通称『あの花』。
2011年に放送され、アニメ好きに限らず多くの人から反響を呼び、夏に観るべき作品の代表格に名を連ねた名作です。

概要あらすじ

本作は幼馴染みの死をキッカケに、バラバラになってしまった若者達の苦悩と願いが描かれる青春群像劇。
じんたん(宿海仁太)めんま(本間芽衣子)あなる(安城鳴子)ゆきあつ(松雪集)つるこ(鶴見知利子)ぽっぽ(久川鉄道)の6人は、小学校時代に互いをあだ名で呼び合い、「超平和バスターズ」という名のグループを結成して秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。
しかし突然のめんまの事故死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、超平和バスターズは決別、それぞれ後悔や未練や負い目を抱えつつも、中学校卒業後の現在では疎遠な関係となっていた。
高校受験に失敗し、底辺高校に入学したじんたんは引きこもり気味の生活を送っていた。
そんな彼の元にある日、死んだはずのめんまが現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。
めんまの姿はじんたん以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚だとやりすごそうとしたじんたんも、その存在を無視することはできず、困惑しつつもめんまの願いを探っていくことになる。
やがて「超平和バスターズ」の面々がかつての秘密基地に集結。
めんまを成仏させる為、かつての様に行動を共にする様になる。
〈Wikipediaより参照〉

当サイト評価

当サイトは、アニメーション、ストーリー、キャラクター、音楽、演出、の五項目で作品を評価してきたいと思います。
まず始めに、この作品を一言で言うと―――感動スッキリ青春群像劇!!
なので、青春ドラマが好きという方に特にオススメです。


【アニメーション】
作画は美麗さ、動き、共に最高峰。
ただアクションシーンが多い作品では無い為、求められるハードルは低くなっている。
個人的に好きなシーンは第一話の最後、主人公じんたんが叫びながら駆けていく所。
初めてそのシーンを見た時、「これはすごい作品だ・・・」度肝を抜かれました。


【ストーリー】
ストーリーは11話という短い話数ながら綺麗に纏まっており、それでいて盛り上がりや感じ入るシーン、笑い所などがしっかりある。
登場人物それぞれに思う事があり、それに基づいて行動するので群像劇として強いドラマ性を生み出している。


【キャラクター】
主要人物全員が過剰なキャラ付けを行わず、魅力的な人物に仕上がっている(*過剰なキャラ付けも嫌いではない)。
個人的に好きなキャラは、じんたんとぽっぽ。
キャラクターデザインはリアリティを保ちつつ、かと言って地味でもない万人受けするデザイン。
演技に関しても、キャスト全員が実力派揃いで大袈裟すぎず棒読みでもない画に溶け合った演技で”あの花”という世界を見事に表現している。


【音楽】
音楽は言わずもがな。
OPのガリレオガリレイ「青の栞」も夏を表現しきった名曲だが、世間で話題になったのはEDの方。
ZONE「secret base〜君がくれたもの〜」という名曲をヒロイン声優陣がcoverし、それが”ここぞ”という所で使われ場面を最高に盛り上げている。


【演出】
この作品は演出も最高峰。
夏特有の蝉や熱気による喧噪、蒸し暑さを画面から感じる事が出来、キャラクターの所作も細かい所まで描かれている。
会話の間も速すぎず遅すぎず丁度良い。
ただ少し気なったのは、最終話のEDが流れるシーン。
ちょっと曲の音量が大きすぎるかなと思いました。
個人的にはBGMはあくまでのシーンのサポートである方が好きなので。


といった感じで全体的に最高評価の神アニメですので、見てない人はさっさと観てしまいましょう。
後悔はしないと思います。

世間の反応

ここでは、世間の感想をいろんな媒体より抜粋して紹介したいと思います。


1.
あの花見た影響で2、3年前秩父行って来たけど、本当に楽しかった。ひきこもり気味の自分に旅の楽しさを教えてくれたあの花に感謝。


2.
当時引きこもってた時にこのアニメ観てたくさん泣いた後バイト探して外出るようになった。 それからも色々あって理想とは程遠いけど、今から10年後の8月を楽しみに生きる程度にはそこそこ人生楽しめてる。 諦めない、いつもよりほんの少しだけ勇気を出して行動してみるって大事だなって思った。


3.
中学生だった当時から大人になった今でも大好きな作品大好きな曲。


4.
あの花を見ると小4の時に死んだ友達のことを思い出す。今はもう高二だけど今でも急にあの時死んだあの子が会いに来たりしたらどうしようなんてぼんやり考えながら生きてる。私の方は、かつて一緒に遊んでた子達と話しても、「もう忘れたよ」って言われちゃって寂しいから、今でもめんまのことを思ってる皆とまた集まることが出来たじんたんが羨ましいな。


5.
白ワンピ着て逃げるゆきあつのシーンは何度見ても笑っちゃうんだよなあw


6.
あの花最近見たばっかで早くこのアニメに出会っとけば良かったと後悔もあるけど、日本に生まれて来れた事、この時代に生まれて来れた事を誇りに思います。


7.
まだ二人はすぐそこにいるのに「どうかまた会えますように」なんてどうかしてるみたい って歌詞が物語に合いすぎてる。


8.
どんなに年重ねてもずっと心のなかにめんまが生きてるんだなーって。 めんまの最後の笑顔が焼き付いてるんだよね。


9.
一昨日から見始めて今日見終わったけど多分アニメの中で一番感動した。このアニメの聖地の県に住んでるってだけでなぜか誇らしく感じる。


10.
あの花今日初めて見たけど泣きすぎて死ぬかと思った 本当に全人類に見てほしいアニメ。


11.
私も引きこもりなのですが、この作品には励まされました。 いつまで引き込もれるかわかりませんが、力尽きるまで引きこもりたいと思います!

最後に

この作品は、自分の中で「3大泣けるアニメ」の一つに数えられる作品です。
引きこもりであった自分からすると凄い思い入れのある作品で、どうしていいか分からなくなって下を向いてしまった時に前を向かせてくれました。
なので、同じ様な状況で困っている人は是非観てみてください。
少し、視野が広くなるかもしれません。
後、この作品には原作小説とマンガ版がございまして、特にマンガ版は超作画、アニメには無かった展開など、アニメを観た後でも一見の価値ありの完成度ですのでコチラもオススメです。

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